東南アジア諸国の商標をまとめて調査するにはAsean TM Viewが便利です。今回はAsean TM Viewでの商標調査方法についてご紹介します。
東南アジア諸国の商標をまとめて調査する方法
東南アジア諸国の商標をまとめて調査するにはAsean TM Viewを使と便利です。
Asean TM Viewは、OHIM(欧州共同体商標意匠庁)の支援により、アセアン加盟国の特許庁により開発された無料の商標データベースです。
AseanTMviewのURLは以下の通りです↓
「http://www.asean-tmview.org/tmview/welcome.html」
Asean TM Viewの対象国は、以下の10カ国。まとめて商標調査できで便利ですね。
・ブルネイ
・インドネシア
・カンボジア
・ラオス
・ミャンマー
・マレーシア
・フィリピン
・シンガポール
・ベトナム
検索窓に調べたいキーワード(商標名、出願・登録番号、商標権者名)を入力し、『Search』ボタンを押すと、商標を検索できます。
さらに、詳細検索する場合は、画面上の『Advanced search』ボタンを押すとできます。
Advanced searchの画面は以下のとおりです。
Advanced searchの選択できる項目は以下になります。
●Trade mark offices(商標オフィス)
商標調査をしたい国を選択できます。
Brunei Darussalam ( BN )
ID Indonesia ( ID )
KH Cambodia ( KH )
LA Lao PDR ( LA )
MY Malaysia ( MY )
PH Philippines ( PH )
SG Singapore ( SG )
TH Thailand ( TH )
VN Vietnam ( VN )
●Trade mark name(商標名)
Fuzzy search、Phrase searchを選択できます。
アスタリスクを用いることにより後方一致、前方一致、ある言葉を含む商標を検索できます。
例:
SONY*
*SONY
*SONY*
●Application / registration number(出願・登録番号)
調査したい商標の出願・登録番号を記入します。
●Trade mark type(商標の形態)
調査したい商標がどのような商標形態なのかを選択できます。
3-D(3D商標)
Color(色彩のみからなる商標)
Combined(結合商標)
Figurative(フィギュア)
Stylized characters(様式化された文字商標)
Undefined(未定義商標)
Word(文字商標)
●Applicant name(出願人名)
調査したい商標の出願人名を記入します。Fuzzy searchも可能。
●Nice class(ニース分類)
検索結果をニース分類で絞り込みたい場合にニース分類を入力します
●Vienna code(ウィーンコード)
検索結果をウィーンコードで絞り込みたい場合ウィーンコードを入力します
●Opposition(異議申し立て)
Show only trade marks currently opposable(現在異議申し立て可能な商標を表示する)のチェックボックスにチェックすると表示されます。
●Application date(出願日)
調査したい商標の出願日がわかれば記入します。
●Registration date(登録日)
調査したい商標の登録日がわかれば記入します。
●Sort results by (検索結果の並べ替え方法の選択)
検索結果の並べ替え方法を選択できます。
Trademark name(商標名)
Trademark Office(商標オフィス)
Application/Registration number(出願/登録番号)
Trademark status(商標状況)
Vienna code(ウィーンコード)
Nice class(ニースコード)
Applicant name(商標名)
Opposition period(異議申し立て期間)
Trademark type(商標タイプ)
Graphic representation(グラフィック表現)
●Order results(検索結果)
検索結果を昇順・降順に表示できます
Ascending(昇順)
Dscending(降順)
まとめ
今回は、ASEAN加盟の10ヶ国の商標をまとめて調査するのに便利なAsean TM Viewについてご紹介しました。
Asean TM Viewを使用してASEAN諸国の出願・登録商標を調査することは簡単ですが、あなたの出願しようとしている商標がそれらの国で登録される可能性が高いのか低いのかの判断は専門家の意見を聞いた方がよろしいかと思います。
また、各国が持つ商標のデータベースを利用した方がタイムラグが少ないと思います。
当社は、ASEAN諸国での商標調査等を承っています。相談は無料ですのでよろしければご連絡下さい。